部下が失敗して数億円の大損害!マイルールを持つ部下の失敗を防ぐ方法 3選

あなたは部下が失敗して、大損害を出した経験はありますか?

Todd
Todd

以前、部下が失敗して受注中止になりました。今後も含めると数億円の損害に。

部下が大損害を出す失敗をしたために、当時私は部下を感情的に叱責をした経験があります
当時は感情的になりましたが、後で思い返したら、自分の管理も悪かったのではないかと思います。

その部下は、自分で何でも進めることができるような話しぶりだったが、実際のところは進め方がまずかったり、表面しか見えていない等の問題があることがわかりました。

大損害を未然に防ぐために検討を重ねた結果を解説をいたします

部下の失敗を防ぐための対応方法 3選

  • 結果ではなく、手順を確認すること
  • 仕事の目的を明確にすること
  • 部下の仕事の優先度を確認すること
こんな人におススメ
  • マイルールを持つ部下が失敗して困っている人
  • マイルールを持つ部下が何をしているかわからない人
目次

なぜマイルールを持つ人が失敗するのか?

まず、部下の失敗を防ぐためには、部下の特性を理解しておく必要があります。

マイルールを持つ人の特徴

  • 良かれと思って対応する
  • 思いつきで楽しい方を優先する
  • 周りに相談せずに進める

良かれと思って対応する

マイルールを持つ部下の多くは、良かれと思って仕事をしていることが多いです。
言葉だけを聞くと、正しいことをしているように見えますよね

でも、正しいように見えても、良かれと思ってが、余計なお世話になっている場合があります。
1つ具体例を挙げて説明をいたします。

例) 小学生の給食を作る仕事の場合

給食で味噌汁を作っていたとしましょう。
味噌汁を作る際に、味噌の割合と野菜の量が決められています。
でも、小学生が成長するのに野菜が足りないのではないかと考えて、
良かれと思って 野菜の量を倍入れました。

結果、コストが大幅に超過して、損害を出してしまいました。
損害を出した結果、仕事が続けられなくなりました。

良かれと思ってと思っていても、それはその人の基準の”良かれ”です。
給食費が倍になったら、困る人が多くなるのではないでしょうか?

よく部下が良かれと思ってと言われることがありますが、それはその部下の基準であり、上司の基準とは異なることを理解しておきましょう。

思いつきで楽しい方を優先する

これをやってくださいと頼んでも、楽しい方を優先する部下がいます。
それは上司の依頼に対しても、他のことが楽しいから(やるべきだから?)という理由で別のことをやっている部下がいます。

例) エクセルでのデータ分析

エクセルでのデータ分析を部下にお願いしたとしましょう。
お願いしたのは、どのようにデータ分析をするのかを考えて、協力している会社に依頼をすることでした。

でも、データ分析をどのようにするのかを考えている間に、データ分析が楽しくて、かつ自分でやった方が早いと思って、協力している会社に依頼せずに、自分の時間を使って分析をやってしまいました。

結果、自分ひとりでは間に合わずに、間に合いませんでしたと報告してきました。

結局、自分が楽しい方の仕事をしてしまって、全体の仕事が間に合わない失敗をしてしまいます。

周りに相談せずに進める

マイルールを持つ部下は周りに相談することを嫌がる人が多い傾向があります。
それは、マイルールに干渉されることを嫌がるためです。

そのために、問題がある進め方をしている場合でも、気づくのが遅れる傾向があります。

相談を促すでは、解決することはありません。
まずは干渉されることを嫌がるので、干渉に対する対策が必要となります。

マイルールを持つ部下は推進力が高い

反面、マイルールを持つ部下の良い点は、推進力が高い点にあります。
ルールが決まっていない場面でも、自分でルールを決めて進める能力があります。
この能力を活用して、部下を配置すれば良い結果が生まれることもあります。

  • マイルールを持つ人は変化に強い
  • マイルールを持つ人はとりあえずやってみる能力が高い

マイルールを持つ人は変化に強い

マイルールを持つ人は変化に強い特徴があります。

これはまだ進め方が決まっていない仕事を推進するときに役立ちます。
プロセスを書き出すことができる人だと言えます。

今の時代、日々変化する市場環境に対して、能力を発揮することができます。

そのため、マイルールを持って進められる部下は大事に育てる必要があります。

マイルールを持つ人はとりあえずやってみる能力が高い

マイルールを持つ人は、仕事のスタートが早いです。

色々と調査・検討をして石橋を叩いて渡るような人はあまり多くありません。
マイルールを作るために、調査・検討ではなく、自分の手を動かしてみて判断する傾向にあります。

まず経験しないと、問題を発見できないので、とりあえずやってみる人は仕事のスタートも早く、結果的に仕事の終わりも早いです。

どうやって失敗を防ぐのか?

ここから本題です。
どうやって部下の失敗を防ぐことができるのか?について解説をいたします。

部下の失敗を防ぐ方法は経験上 以下の3点になります。

部下の失敗を防ぐ方法 3選

  • 結果ではなく、手順を確認する
  • 仕事の目的を明確にすること
  • 部下の仕事の優先度を確認する

結果ではなく、手順を確認する

仕事を任せた時に、ある程度の結果を示す場合が多いと思います。
しかし、マイルールを持つ部下は、”良かれと思って” 結果をアレンジし始めます

気付いたら、全然想定外の結果が出てくることが多いです。

それを防ぐためには、結果ではなく手順を確認することです。
どうやって結果までつなげていくのかを、手順を確認しておくことで防げます。

いくらマイルールを持つ人でも、手順を決めた場合には手順通りに実行する人が多いです。
それでも、横道に逸脱してしまう人もいます。何度も手順を確認しましょう。

仕事の目的を明確にすること

次に仕事の目的を明確にしておくことになります。
これは、クオリティ、コスト、デリバリー (QCD)をベースに話をするのが良いと思います。

  • どれぐらいのクオリティを求めるのか?を数値で示す。
  • どのぐらいの予算で実行するのか?
  • 期限はいつなのか?

マイルールを持つ人は、制約の中で最大限に努力をしてくれる人が多いです。
ただ、制約がないところは自由に仕事をする傾向があります。

そのために、制約となる項目を明確にしてあげましょう。

部下の仕事の優先度を確認する

部下の仕事の優先度を確認しましょう。
要するに何を手を付けていくのかを確認しておくことになります。

上司としては、こちらが(常識的に)優先であろうと思っている場合でも、マイルールを持つ部下は楽しそうな仕事から手を付ける傾向にあります。それがたとえ人の仕事でも。

部下の仕事に対して、何を優先的に実施するのかを確認しましょう。
その際に、期限や緊急度、重要度を示すことができれば納得してもらえると思います。

まとめ

  • マイルールを持つ部下は、良かれと思って対応している
  • マイルールを持つ部下は、仕事の推進力は高い
  • マイルールを持つ部下は、手順確認・目的確認・優先度確認で失敗を防ぐことができる
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