管理職10年。
それでも、辞めて正解だった。

このブログは、40代エンジニア管理職が未経験の企画職に転職し、 年収1000万→1300万円を実現した7年間の実録です。


きれいごとは書きません。3年間動けなかった話も、4社に落ちた話も、 子どもに心配をかけた話も——全部ここに書いています。

あなたは今、こんな状態ではないですか?
  • 管理職になってから、「手を動かす喜び」をどこかに置いてきた
  • 面白い仕事は若手へ。自分の手元には調整と報告だけが積み上がっている
  • 転職したいが、住宅ローン・子どもの教育費・専業主婦の妻……家族のことが頭をよぎって動けない
  • 「40代での転職はリスクが高い」と言い聞かせ、気づけば3年以上が過ぎた
  • 上司に相談したら「もう少し頑張れば」と言われ、何かが静かに冷めた

3つ以上当てはまったなら、このブログはあなたのために書いています。
私は40歳のとき、これら全部に当てはまっていました。

3年

悩み続けた
転職までの年月

9社

面接した会社数
(4社落ち・4社辞退)

1,000万円

転職直後の
年収(円)

1,300万円

4年後の
年収(円)


第1章|「管理職」という名の、静かな消耗

36歳で管理職になった。なんとなく誇らしかった。

でも3年も経たないうちに、その感覚はどこかに消えていた。
朝7時に出社して、夜11時に帰る。土日も電話が鳴る。
月の残業は、気づけば100時間を超えていた。

部下の失敗は自分が怒られる。自分の成果は上司のものになる。
面白い仕事は若手へ。気づいたら手元には、誰もやりたがらない調整業務しか残っていなかった。

40歳の秋、上司に相談

上司

「もっと頑張れば、自分の好きなこともできるようになるよ、きっと。」

期限はない。具体策もない。
「きっと」という言葉の軽さに、その瞬間、何かが静かに吹っ切れた。

Todd

……もう待つのは終わりにしよう。

それからは、毎日がつまらなかった。ミスが増えた。
仕事に行くのが、ただただ億劫になった。
これが「燃え尽き」というやつなのかと、自分でも感じた。

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第2章|3年間、動けなかった本当の理由

転職したいと思い始めてから、実際に動くまでに3年かかった。
忙しかったのは本当だ。でも、それだけじゃなかった。

Year
「転職したい」気持ちが芽生える

設計者として企画書を受け取るたびに、ズレを感じていた。
「なぜこの機能なのか」「お客様が本当に欲しいのはこれじゃない」——
その違和感が少しずつ積み上がり、 「自分が企画をやりたい」という気持ちが芽生えた。

Year
家族の存在が足を止める

専業主婦の妻。8歳と1歳の子ども2人。毎月の住宅ローン。
「自分一人の問題じゃない」という現実が、
何度も行動へのブレーキになった。
動けない自分は意志が弱いのではなく、考えるべきことが多すぎたのだ。

Year
「できること100個」が転機をつくった

漠然とした「企画への憧れ」が、「自分にしかできない理由」に変わったのは、
「できること100個」を書き出す作業を始めてからだ。
その資料がエージェントを動かし、面接を変え、内定を変えた。
→ 手順全公開:できること100個の書き方

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第3章|妻に反対された。週3回・1時間、1ヶ月かけて説得した。

「40代での転職はリスクが高い」

——妻の最初の言葉だった。

当然だと思った。
その夜、妻が全部の数字を出してきた。

妻がテーブルに並べた数字(実際の記録)
  • 現在の月収 × 12 = 年収の計算
  • 住宅ローン残高と月々の返済額
  • 子ども2人の教育費(小学校〜大学)の試算
  • 生活費・保険・貯蓄の月次収支表
  • 「転職後に年収が下がった場合、何ヶ月で赤字になるか」

自分がいかに「自分のことしか考えていなかったか」を、その夜初めて実感した。
「説得しよう」という気持ちを捨てた。代わりに「対話しよう」と決めた。

週3回・1時間。1ヶ月間。テーブルに向かい合い、お金の話から始めた。
年収が下がった場合のシミュレーション。最悪のシナリオと対処法。
そして「上場企業に入る」という条件で、妻と合意点を見つけた。

1ヶ月後の妻の言葉

「……そこまでして転職したいの。わかった。信じる。」

妻が動いたのは、私が「説得」をやめてからだった。

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第4章|エージェントに「軽く見られていた」——資料1枚が空気を変えた

リクルートエージェントに登録した。最初の面談は30分で終わった。
2〜3件の求人をさらっと紹介されて、「ではまた何かあれば」。

40代・管理職・未経験職種への転職希望者は、
エージェントにとって「優先度が低い案件」だと思い知った。

【資料提出前】

❌  面談30分で終了
❌  2〜3件をさらっと紹介
❌  説明は最低限
❌  こちらの希望を聞かない
❌  「また何かあれば」で終わる

【資料提出後】

✅  面談が1時間以上に
✅  紹介企業の質が変わった
✅  説明が詳しくなった
✅  「何がやりたいか」を聞かれた
✅  担当者から能動的に連絡が来た

エージェントを「動かす」のは、熱意ではなく、資料だった。

面接は9社受けた。4社に落ちた。4社は自分から断った。
40代・管理職10年でも、普通に落ちる。先に知っておいてほしい。

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第5章|子どもが「大丈夫?」と言ってきた夜

転職活動が佳境に差し掛かった頃だった。

当時小学3年生の子どもが、私の隣に座ってきて、
ぽつりと言った。

子供

「大丈夫?」

それだけだった。

子どもには何も話していなかった。
でも、子どもは感じ取っていた。家の空気が、いつもと違うことを。

その夜、初めて「今、家族にどれだけの不安を与えているか」と本当に向き合った。
その夜の記録を、詳しく書いた。

企画職に行きたいという気持ちは、その夜も揺らがなかった。むしろ逆だった。
この子のためにも、自分が本当にやりたい仕事で生きる姿を見せたかった。
自分の思いの強さを、逆にその夜に実感した。

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第6章|転職後、初めての企画が世の中に出た

入社から約1年。自分が立案した企画が、製品として世の中に出た。

最初の企画:車載エンターテインメント機能

コンセプト:「移動時間を潰す」→「移動時間を家族の共有体験に変える」

運転者は音声で楽しめる。同乗者は映像で楽しめる。
家族全員が笑顔になるためのドライブ体験——
転職活動で家族に心配をかけた経験が、この企画の原点になっていた。

→ 企画が通るまでの失敗と、発売日の朝のことを書いた記事

転職前(管理職時代)転職4年後(現在)
残業月100時間超大幅に減少
土日電話・呼び出しあり完全に家族の時間
成果の帰属上司のものになる自分に返ってくる
日曜の夜憂鬱で眠れない「普通の夜」になった
仕事の中身調整・報告・会議自分の企画が製品になる
年収据え置き1000万 → 1300万円

管理職のオファーも来た。断った。
転職してまでやりたかったことを、自分で守るために。

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おわりに|「動かないこと」にも、コストがかかる

もし転職していなかったら——今の私はどうなっていたか。

おそらく、じわじわとやる気を失っていた。
そして気づいた時には、動く気力すら残っていなかったと思う。

「現状維持」はリスクがないように見えて、
実は「時間」という取り戻せないコストをかけ続けている。

きれいごとは書かない。失敗も、後悔も、全部さらけ出す。
誰かの背中を、少しでも押せたなら。

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あなたの「今」から読み始める——6つの入り口

今の状況に一番近い1本から読んでください。

😔 転職すべきか、まだ迷っている
▶ 上司の一言が転職を決めた話
私が動き出した、あの瞬間の記録

😶 自分に何ができるかわからない
▶ できること100個の書き方【全手順】
エージェントの空気を変えた資料の作り方

😰 家族への説得に悩んでいる
▶ 妻を週3回・1時間で説得した話
1ヶ月で反対から承認を得た対話の記録

🤔 エージェントの使い方がわからない
▶ エージェントに軽く見られない準備法
資料1枚で面談の質が変わった経験

😢 子どもへの影響が心配
▶ 子どもに「大丈夫?」と言われた夜
転職活動が家族に与えた影響の実録

😊 転職後の現実を知っておきたい
▶ 企画書が初めて通った日の話
入社1年目の現実と、最初の達成感

よくある質問

40代エンジニアが企画職に転職できたのは、特別なスキルがあったから?

特別なスキルは必要ありませんでした。

設計・実装・マネジメントの経験を 「企画職の視点から見た後工程の知識」として言語化したことが差別化になりました。 未経験でも、エンジニア経験が企画職で武器になる理由を詳しく書いています。

転職活動中、収入ゼロの期間はありましたか?

在職中に転職活動を進めたので、収入ゼロの期間はありませんでした。

月100時間の残業をしながらの転職活動は辛かったですが、 家族を養うためにこの方法を選びました。 在職中の転職活動の時間の作り方を記事にしています。

転職後に年収が下がることはありませんでしたか?

転職直後は年収1000万円で、前職とほぼ同水準でした。

未経験職種への転職にもかかわらず年収が下がらなかった理由は、 「できること100個」の資料でエージェントと企業への交渉力を持てたことが大きかったと思います。 転職後4年の年収推移の詳細はこちら。

転職して後悔することはありましたか?

転職自体への後悔はありません。

ただ、「企画職は結果だけが問われる」というドライな現実は、 想定以上でした。前職のマネージャー時代はプロセスも評価されましたが、 企画職では結果のみが評価されます。それは良い意味でのプロの世界でした。

🔰 まず「自分の市場価値」を知ることから始める

私が実際に使い、企画職への転職を実現したのはリクルートエージェントです。
最初の面談は正直あっけなかった(笑)。
でも「できること100個」の資料を持参してからは、完全に変わりました。

エージェント

「こういう資料を持ってきた人は、初めてです。」

まずは無料登録して、今の自分の市場価値を確認するだけでOKです。
登録したからといって、すぐに転職しなければならないわけではありません。

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