マネージメント初心者時代の失敗談と解決方法!あなたもマネジメントに失敗しないために

あなたは、初めてプロジェクトを任された人でしょうか?もしくは、マネジメントがうまく行かない人でしょうか?

Todd
Todd

ここでは、私の初めてのプロジェクトの失敗の実体験に基づいて、プロジェクトを失敗させないために初心者マネージャーが実施しておくべきことを解説しています。

初めてのプロジェクトリーダーは不安です。
その不安が、メンバーにも伝わります。私は最初のプロジェクトで失敗をしました。
初めてのプロジェクトリーダーは、結果的にリーダーから担当に配置転換されました。

ものすごく悔しかった気持ちを、今でも覚えています。

最初のプロジェクトに失敗する原因は、以下3点になります。

  • 周りも自分と同じ熱量で、同じような業務ができると思い込んでいた
  • 各部品からの追加要求が多くて、どんどん仕事が積みあがっていた
  • 責任を負いたくないという気持ちがどこかにあって、メンバーの意見を尊重して大事なことを決めていた。

私が失敗した経験をあなたに解説することで、あなたが今後プロジェクトを任されたときに失敗しないようになればと思っています。

こんな人におススメ
  • 初めてのプロジェクトマネジメントを任された人
  • プロジェクトマネジメントがうまく行かない人
目次

マネジメント初心者時代の失敗談

私はプロジェクトリーダーを10回以上経験しております。今までで最長3年のプロジェクトリーダーの業務を経験しております。

もちろん私も初めてプロジェクトリーダーを任された経験はあります。
最初のプロジェクトマネジメントは大失敗しました。その時の体験談となぜ失敗したのかを当時考察しましたので、解説をします。

失敗談

初めてのプロジェクトリーダーとしての仕事は結構大きなプロジェクトでした。
当時私は社会人生活 2年目での大抜擢でした。

大規模システム間の各部品をつなぐためのシステムや通信構成を決める大事なプロジェクトでした。
それぞれの部品の役割を勉強したり、通信仕様の勉強をしたり、自分としては真面目にしっかりと取り組んでいました。

結果:プロジェクトリーダーとしては失敗。

進捗はどんどんと遅れてしまって、遅れを挽回するために、人を投入するしかないと思い、上司と掛け合って湯水のように人を投入しました。
結果的にはシステムは稼働しましたが、プロジェクトは赤字となりました。

また途中で、私がリーダーだったプロジェクトは先輩リーダーに引継ぎ、私は担当者として、最終的にそのプロジェクトの一員して最後を迎えました。

悔しいやら、申し訳ないやら、色々な感情がそこにありました。

私はプロジェクトリーダーに向いていないと思って、辞表を書いたことを今でも覚えています。
でも、会社を辞めるのは簡単だが、いったん辞めずに、プロジェクトがなぜ失敗したのかを考察しました。

なぜ失敗したのか?を考察

失敗の原因は、大きく以下3点になります。

  • 周りも自分と同じ熱量で、同じような業務ができると思い込んでいた
  • 各部品からの追加要求が多くて、どんどん仕事が積みあがっていた
  • 責任を負いたくないという気持ちがどこかにあって、メンバーの意見を尊重して大事なことを決めていた。

周りも自分と同じ熱量で、同じような業務ができると思い込んでいた

私の周りでもよく聞く失敗談です。

あなたと同じ能力を持っている人はいません
部下の中でも得意分野があったり、苦手な分野があったりします。

また、優秀な人もいれば、仕事に対して熱量が低い人もいます。

またプロジェクトのメンバーには情報格差があり、同じ業務ができる環境ではありません。
リーダーは全部が見ることができますが、メンバーは自分の仕事に特化した情報しか持っていないと考えておいた方が良いです。

だから、あなたの常識は、メンバーの常識ではありません
そのため、同じ仕事ができるわけがありません。

各部品からの追加要求が多くて、どんどん仕事が積みあがっていた

各部署にいる部品を担当する人からの追加要求が後からどんどん出てきました。
その時に、仕方がないとすべてを引き取って、部品間の調整をしていました。

もちろん前提が違うとなって、どちらかの部品が修正が必要となることもあり
なかなか調整がつかずに、どんどん時間が流れて行ってしまいました。

調整のみでメンバーの体力も失われてしまっていて、本来やるべきことができず、
本来やることができていないから、また違う問題が発生するという負のループに入りました。

責任を負いたくないという気持ちがどこかにあって、メンバーの意見を尊重して大事なことを決めていた。

プロジェクトリーダーが初めてだったので、どうしても責任を負いたくない気持ちがどこかにありました。

そのために、何かを決める際にはメンバーの合議性にしていました。
しかし、合議性は多くの意見を入れられるメリットはあるものの、意見が対立した時に責任を取る人がいないので、なかなか決められずに時間だけが過ぎていく結果になりました。

失敗を防ぐために必要なスキル

プロジェクトを始める際に、色々プロセスを決めたり、進捗管理ツールを入れたりすると思います。
しかし、それ以前にあなたに必要なスキルがあります。

失敗を防ぐための基本的なことを解説していきます。

部下と向き合うこと

まず最初にあなたのプロジェクトに参加してくれるメンバーのことをよく知りましょう。
メンバーのスキルはもちろんですが、仕事の取組み方なども知っておく必要があります。

仕事の取組み方の例

  • 仕事を管理しなくても適切な成果を出せる人、管理しないとさぼる人
  • 言い訳や評論が多く動かない人、黙々と仕事をこなす人
  • 細かい指示をしないと動かない人、ざっくりした指示で自分で考えて動く人

また性格面も知っておくと便利です。
楽天的な人、いじっても大丈夫な人、孤高な人…。これでコミュニケーションの取り方を考えられます。

部下との密なコミュニケーションで、部下の特性を掴むこと、更にコミュニケーションを取ることで、悪い報告も上がってくるようになることなどのメリットは多いです。

関係者とコミュニケーションを取ること

関係者とコミュニケーションを取ることは大事な仕事です。
最近では、チャットツールも活用し、コミュニケーションがとりやすくなった印象です。

しかしながら、チャット数も増えていることから、あなたの重要性を知ってもらう必要が出てきました。
そのために、チャットではなく直接もしくはオンラインの会議等でしっかりしたコミュニケーションを取っていきましょう。顔を覚えてもらう、声を覚えてもらうのは大事なプロジェクトマネージャーの仕事です。

できれば関係者の相関図を書くことをおススメします。
相関図を作ることで、もっと仕事がはかどるようになります。

意思決定に責任を持つこと

ある程度の情報が揃ったら、意思決定をしていきましょう。
あなたが責任を取れる範囲での判断を実施します。もし判断できない場合には情報を収集したり、上司に判断を仰ぎましょう。

いつまでもチームメンバーと合議性で進めていては、進むものも進みません。
プロジェクトリーダー = 意思決定と言っても過言ではありません

もちろん間違えた判断をしてしまうこともあります。
その時には、自分の責任として軌道修正に取り掛かりましょう。

スキルを身に付ける方法

身に付けるべきスキルはわかりました。
何となく身に付けられるような気がしていませんか?でも、実際にやってみると難しいと思います。

スキルを身に付ける際のおススメの方法を伝授します。

マネジメントの本を読む

まずは、マネジメントの本を読むことをおススメします。
絶対におススメの本は、ドラッガーのマネジメントです。この本はマネジメントの本質について述べられています。最初は難しいかもしれませんが、バイブルになりますので、ぜひ何度も読んでみてください。

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