そもそもステークホルダーとは、何かを正しく説明できますか?
ステークホルダーとは?
”ステークホルダー”=”利害関係者”のことです。
要するにプロジェクトの最終的な成果物に対して、利害を持つ人々を指しています。
例えば、お客様、マネージャーや経営陣などを指します。
プロジェクトによって、ステークホルダーは変わります。
私も昔は自分本位で、自分でやりたいように仕事をしていました。
しかし、多くのプロジェクトはお客様がいます。そのお客様の目線で考えなければ、プロジェクトが存在する価値がなくなります。
ステークホルダーにどのようなメリットを与えるのかを考えましょう。
でも、具体的にどうやればわからない人は多いと思います。
ここでは、ステークホルダーをどのように定義するのか、ステークホルダーにどのようなメリットを与えるのかを考える方法を解説します。
このページで説明すること
- ステークホルダーをどのように定義するか
- ステークホルダーにどのようなメリットを与えるのかを考える方法
- プロジェクトの成功方程式
- 誰のために仕事をしているのかを整理できていない人
- 自分本位で仕事をして失敗している人
プロジェクトを始めるときに決めるべきことは、以下の記事を参考にしてください。
https://todd-uplife.com/start_project/ステークホルダーはどのように定義するか?
ここからは、ステークホルダーを定義する方法について解説します。
ステークホルダーを定義する極意
- ステークホルダーの定義を知る
- ステークホルダーを洗い出す方法を知る
- 常にステークホルダーは変わっていくことを知る
ステークホルダーは誰か?
まずはステークホルダーは誰かを考えてみましょう。
ステークホルダーは、プロジェクトに利害関係がある人全般になりますので、関係者全てがステークホルダーと考えていただければと思います。
ステークホルダーは誰?
- プロジェクトに利害関係がある人全員がステークホルダーになる。
- 社内外問わずに、すべての関係者がステークホルダーになり得る。
ステークホルダーが何かを理解するところから始めましょう。
どうやってプロジェクトのステークホルダーを定義するか?
では、どのようにステークホルダーを定義しますか?
誰がプロジェクトに関わるのでしょうか?
これを解決するためのポイントを説明します。
ステークホルダーを定義するポイント
- 誰かの笑顔のために仕事をしているのかを考えてみる(お客様)
- 前後のプロジェクトの関係するマネージャーをピックアップしておく
- 仕事をするにあたり、スポンサー(お金を出してくれる人)は誰かを考える
- 自分のプロジェクトメンバーは忘れずに。
まずステークホルダーの定義していきましょう。
ステークホルダーは常に最新に保つ必要がある
ステークホルダーはプロジェクト進行中も常に変わります。
そのために、計画段階から変わることを前提にした定義にする必要があります。
では、どのように最新に保つために事前準備をしておくかを解説します。
ステークホルダーを最新に保つポイント
- 最初の段階で、誰がどのようなステークホルダーであるかを記載しておく
- ステークホルダーを分類しておく(お客様、株主、スポンサー、関連プロジェクトマネージャー、プロジェクトメンバーなど)
最初からしっかりとステークホルダーを役割ごとに整理しておくことで、今後のステークホルダーの変更に対応することができます。
ステークホルダーにどのようなメリットを与えるか?
ステークホルダーは利害関係者になるので、あなたのプロジェクトに対して、何かしらメリットを求めていることになります。
それぞれ、どのようなメリットを与えるのかを考えてみましょう。
ステークホルダーにどのようなメリットを考える
- ステークホルダーの立場によってメリットは異なる
- ステークホルダーごとに、メリットを書き出しておく
- ステークホルダーの誰か1人でもメリットがないとプロジェクトは失敗する
ステークホルダーのメリットは何か?
ステークホルダーのメリットは何でしょうか?
それぞれの立場で異なります。メリットを考えてみましょう。
ステークホルダーのメリットは?
- お客様は、今の生活をより便利にすることを考える
- 株主などのスポンサーは、利益を上げることを考える
- 関連プロジェクトは、あなたのプロジェクトの成果物に期待している
- プロジェクトメンバーは、給料・能力向上などの自己を高めるために参加している
ステークホルダーは、さまざまな期待を持ってあなたのプロジェクトを見ています。
これから、あなたはプロジェクトマネージャーとしてステークホルダーのメリットを考えて、プロジェクト計画をする必要があります。
メリットを書き出してみる
メリットはただ考えるだけではいけません。
必ずステークホルダーとメリットを書き出していきましょう。
なぜ書き出す必要があるのでしょうか?
なぜステークホルダーとメリットを書き出すのか?
- ステークホルダーに具体的・数値的にメリットを説明するため
ステークホルダーにどのようなメリットがあるのかを具体的、数値的に書き出しておきましょう。
誰かにメリットがないプロジェクトは失敗する
メリットを書き出した際に、誰かにメリットがないプロジェクトは成功しません。
改めてなぜメリットがないプロジェクトが失敗するのかを解説します。
誰かにメリットがないプロジェクトはなぜ失敗するか?
- お客様にメリットがないプロジェクトは、やる意味がない
- スポンサーにメリットがない場合は、そもそもスポンサーがつかない
- 関連するプロジェクトにメリットがないプロジェクトは、成果がうまく活用されない
- プロジェクトメンバーにメリットがないプロジェクトは、メンバーがモチベーションを保てずにミスを繰り返す
誰かにメリットがないとプロジェクトは失敗するので、必ずステークホルダーはWin-Winの関係を保ちましょう。
成功の方程式
ステークホルダーにメリットを与えるつもりでも、成功はしません。
ここでは、成功の方程式について解説します。
プロジェクト成功の極意
- ステークホルダーを結集して合意形成を行う
- 上司にも説明責任を果たす
- 最後は情熱を持って調整・指揮を行う
ステークホルダーを結集して合意形成を行う
ステークホルダーを結集して、あなたのプロジェクト計画に対して合意形成をする必要があります。
なぜ、合意形成が必要なのでしょうか?
ここでは合意形成をする理由について解説をします。
ステークホルダーを結集して合意形成をする理由
- ステークホルダー間で利害関係が異なることがあるため
- 合意をしておかないと、後で言った言わないという水掛論になるため
特に利害関係が一致しないステークホルダーに対しては、しっかりと説明をして合意形成をしておきましょう。
上司にも説明責任を果たすこと
時には上司にも強い気持ちで説明責任を果たす必要があります。
ここでは、上司にもしっかりと説明する場合の心構えについて説明します。
上司に説明をする場合の心構え
- 上司よりもプロジェクトのことを知っているはずだから、恐れずに説明をしていきましょう。
- 上司に承認をもらえると助けになります。上司を味方につけることを念頭に説明しましょう。
上司も反対意見はあると思います。
しっかりと意見を言い、意見を聞いて対応しましょう。
最後は情熱を持って調整・指揮を行うこと
最後は、あなたがどれぐらいプロジェクトに情熱をかけられるかどうかです。
あなたはなぜそのプロジェクトを実施したいですか?
もし上司から言われたから、仕方なく・・・。
では、もったいないです。
あなたの熱量が、相手にも伝わります。
あなたがプロジェクトを成功させたことをイメージして、情熱を持って指揮をとっていきましょう。
まとめ
今回のまとめ
- プロジェクトのステークホルダーは計画策定・実行のキーとなる。
- ステークホルダーは、顧客、スポンサー、関係するプロジェクトマネージャー、プロジェクトメンバーである
- ステークホルダーと調整するのは重要な役割である
- プロジェクトの各フェーズを通じて、上司をマネジメントすることもプロジェクトマネージャーの仕事である。
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