無駄な仕事を2年間も続けてしまった原因2つ!新機能が製品化できなかった!

今回は、2年間も続けていた仕事が一瞬で無駄になった原因を解説します。
ここでは、仕事をするのに大事なポイントを端的に説明していますので、みなさん同じような間違いをしないことを願っております。

相談者
相談者

私はやっていた仕事が無駄になりました。
上司から急にストップがかかってしまい、何で?と困惑しています。

Todd
Todd

仕事が無駄になったのは、どうしようもないときも正直あります。
しかし、改めて考えると仕事のやり方に問題があったのではないかと考えられます。

今回ご説明をさせて頂く具体例は、
Googleアナリティクスのようなシステムを導入するプロジェクトを検討していました。

Googleアナリティクスがわからない方は、以下をご参照ください。

https://analytics.google.com/analytics/

結果的には、そのシステムは導入されることはありませんでした。
2年間の仕事が上司の判断で世の中に出ませんでした。成果としては無駄な2年間でした。

なぜ、無駄な仕事になってしまったのか?を解説します。
こんな失敗をしている人もいるんだなぁぐらいで見て頂ければと思います

こんな人におススメ
  • 仕事が無駄になってしまって落ち込んでいる人
  • 仕事で失敗をしてしまった人
目次

凍結が決まった時の心境

まずは、仕事が無駄になった時の心境について、解説をします。
あなたも思い当たることがあると思います。

やり切れる自信があった

多くの時間を費やして、多くの人をつぎ込んでシステムの開発をしていました。
そのため、精鋭が集まっていたので、やり切れる自信はありました。

“やればできる”と思っていましたが、実際には”やれるのかもしれないけれども、証明できなかった”になっていました。

多くの時間を費やしたから、このシステムを使わないのはあり得ないと本当に思っていました。

なぜ中止するのかを上司に問いただした

今思えば恥ずかしいのですが、上司に中止とする理由を問いただしました。

上司からは決まったことだから、という冷たい一言を頂いた記憶があります。
でも、後から考えると、なぜダメだったのかを自分で考えて欲しいというメッセージがあったのではないかと思っています。

単純に答えを他人に求めたかった。他責になっていたのだと思います。
なぜ、自分のやってきたことが認められなかったんだろうと思っていました。

中止になったことを関係者に連絡をした

関わった人に中止の連絡をしました。

その際に、なぜ中止になったのかを聞かれましたが、答えられずにごまかしたことを今でも後悔しています。きちんと整理をして理由を伝えられたら良かったなと思っています。

また、関係者の中には中止になると思っていた方もいらっしゃいました。
その方からも理由を伺い、原因は上司の判断ではなく、自分の仕事のやり方であることに気づきました
第3者の方がプロジェクトがよく見えていることもあります。

そこから、なぜ仕事が無駄になったのかを考えてみました。
以降、分析した原因を解説いたします。

原因① 計画通りに進まなかった

実際に計画から遅れていたので、リリース期限に確実に終わらせることができるのか?というのがギリギリな状態になっていました。

なぜ、期限に間に合わないことになったのかを解説します。

リリース日に間に合わなくても、仕方がないと思っていた

リリース日に対して、かなり甘い考えを持っていました
結局、期限を守るという一番基本的なことができていなかったことが反省です。

期限が守れないシステムを稼働させることはできません。
期限切れても誰かが調整してくれると信じていました
当たり前ですが、誰も調整はしてくれません。

責任者が曖昧になっていた

当初、責任者が曖昧になってしまっていて、自分の業務をみんな持っている間に責任の擦り付け合いがありました。

プロジェクトの責任者が決まらないまま、できる人がやっている状況でした。そのためにスタートが遅れていた。結果的にそのまま遅れにつながってしまいました。

途中の計画も曖昧になっていた

計画はリリース日のみで、あとは前からやれるだけやりましょうという状態でした。
当然、進捗状況を確認するようなものもなく、個々が淡々と仕事してしまっていて、
結果的に遅れていることに気づかなかったです。

みんなやってくれるだろうとの思い込みがダメな原因でした。

原因② ビジネスモデルが曖昧だった

結局、仕事はビジネスモデルが成立していない場合は、その仕事を中止する理由になります。

利益が出るビジネスモデルが計画できていなかった

データを取得することがミッションだったので、会社の利益までは考慮できていなかったです。

実際に技術者が陥りやすいのが、ビジネスモデルを意識せずに、良いものを作ることが目的になってしまっている場合です。

例えば、使い捨てのコーヒーフィルターが1枚1000円かかりました。でも品質は他にも負けませんって言っているようなものです。使い捨てに1000円もかける人っているんですか?って。

作るのに、設計費用が300万円、1枚売上事に利益が300円だったとしたら?
これって、1万枚売らないといけないのですが、実際月に10枚売れるとしたら?
1000か月 = 83年・・・。確実に83年間も売られないので、赤字ですね。

もちろん、この商品で技術力をアピールして、他の商品で稼ぐこともビジネスモデルですね。
プロ野球の球団経営が例え赤字でも、ニュースや新聞で企業名が出ることで自社製品が売れるというシステムもありだと思います。

ビジネスモデルは重要な要素です。仕事はビジネスでやっているので、決してボランティアではないということを、この時に改めて気づくことができました。

業務の目的が決まっていなかった

取得したデータをこの後どうするのかが決まっていない状態で、データが取れたら何かできるのではないかという曖昧な状態で進んでいました。
そのため、このシステムができたとしても、売り上げは0です。最悪です。

データを取るのが目的となってしまっていて、そのデータを何にどう活かして、それをビジネスにどうつなげるかの検討が漏れていました

たとえ技術者だったとしても、自分がどの位置でユーザ目線で何を実現していくのかは知っておかないと、中止になってしまうこともあります。

まとめ

  • 多くの時間を費やした、頑張ったから、成功するわけではない。
  • リリース日に対して品質担保できない製品は世の中に出してはいけない
  • 利益が出ないシステムは会社・ユーザにとってのメリットはない
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