仕事でミスをした時にあなたはどうしますか?
怒られるのが怖いので、隠してしまいます。
隠している間は自分自身も精神的にはかなりツライです。
また1人で頑張ってもリカバリができるかどうかわからないです。
隠していても、基本的にはバレます。断言します。
自分で解決できるものは、ミスと呼びません。
ミスだと思った時は、
- すでに他者に迷惑をかけてしまっている時
- 自分ひとりでは、解決ができない時
のとちらか、もしくは両方の状態です。
結果は変わりませんし、時間も戻りません。どんどん追い詰められるので報告はするべきです。
報告をする方法について、ご紹介をいたします。
- 仕事をミスした時に、報告せずに1人で解決しようとしている人
- 仕事をミスした時に、怒られると思って報告しない人
- 仕事をミスした時に、報告の仕方がわからない人
速やかに報告すること
速やかに報告することが一番大事です。
なぜ、速やかに報告することが大事なのかを解説します。
もし報告しなければ、大損害になる可能性があります。
私が経験した1億円の大損害の経験談も記事にしています。
自分自身がツライ
ミスをしたと思っている間は、焦ったり、落ち込んだりしていて、自分自身を責めてしまっている人が多いのではないでしょうか?
また、後でバレた時には人間性を疑われてしまいます。
失敗したのは、自分自身の問題ではありません。でも、すぐに報告しないのは自分自身の問題です。
このミスをしたという感情を持ったまま過ごすのは、休みの日も気になったりします。
だからすぐに報告すれば、スッキリします。
その時には怒られるかもしれませんが、しっかり謝罪すれば多くの人は許してくれます。
そのため、前向きに進むことができます。
会社の信頼が落ちる
場合によっては、会社の信頼が落ちます。
小さなミスでも、顧客に迷惑をかけてしまうと少なからず会社の信頼が落ちます。
この状態で長い時間を経ってしまうと、更に信頼を落とし続けます。
でも、早く対処ができれば会社の信頼を落とすことを最小限に抑えることもできますし、場合によってはすぐに対応してくれた会社と、逆に信頼を上げることも可能です。
上司から見たら、自分で思っているよりも大きな失敗ではない
上司から見たら、あなたの失敗は大きな失敗ではないことが多いです。
自分の経験から解決を試みるのは、リスクが高いと私は考えています。
理由は、ミスした時の心理状態は、かなり焦っていて冷静ではないためです。
そのために、上司にすぐに報告することは、今後の解決に向けても良いです。
報告する方法
報告する方法を間違えてしまうと、上司が正しい判断ができずにミスがリカバリできないことがあります。しっかりと正しい判断を仰ぐために、正しい方法で報告をしましょう。
例えば、以下の2種類の報告がした人がいたとします。
Aさんがデータ準備作業に時間が割けておらず、私もフォローができていなかったために、お客様にデータが送れておりませんでした。
私はお客様に対してデータ送付が遅れていることは影響が少ないと思っていて、お客様もそんなに怒っていませんでした。
どうしたら良いでしょうか?
お客様からデータが届いていないと指摘されました。
お客様は15時までの対応を要求されています。しかし、データ準備には16時までかかります。
お客様には私の方で、16時で交渉しようと考えております。いかがでしょうか?
どちらが良い報告だと思いますか?
圧倒的に後者の方が良いですよね?
後者のような報告するための観点について解説をしていきます。
結論から伝えること
何が発生しているのかを伝えることが最初です。
結論を先に伝えることで、上司は過去の経験から解決策までイメージができたり、ミスの重要性を理解することができます。
また途中で結論を入れてしまうと、上司が正しく起こったことを理解できないこともあります。
Aさんがデータ準備作業に時間が割けておらず、私もフォローができていなかったために、お客様にデータが送れておりませんでした。
上の文章でどこに結論があるとパッとわかりますか?
文字で書くとわかると思いますが、これを言葉で伝えている場合は何が起こったのか、さっぱりわかりません。余談ですが、私の部下にも、このような報告をする人がいます。本当にわかりづらいので、どうしたら良いのかわからないです。
しっかりと結論から伝えるのは重要です。
事実のみを伝えること
報告する場合は主観を伝えることなく、事実のみを伝えましょう。
ミスが発生した時に、主観が入ってしまうと正しく判断ができなくなります。
私はお客様に対してデータ送付が遅れていることは影響が少ないと思っていて、お客様もそんなに怒っていませんでした。
これは主観です。事実は1つも入っていません。
その他にも、
- どう考えても、間に合わないと思っている
- すぐにリカバリができると思っている
上記のようなことを言っている人いませんか?
これは、主観が入っている状況です。しっかりとした事実のみを伝えるようにしましょう。
言い訳を言わない
言い訳は、上司は聞く必要がない情報です。
あなたは言い訳を言うことで自分を守る行動を取っているつもりかもしれませんが、上司から見たら言い訳ばっかりする人と思って嫌な気分になるだけです。
Aさんがデータ準備作業に時間が割けておらず、私もフォローができていなかった
これは、もうAさんが悪いと言い訳しているようなものです。事実はそうなのかもしれませんが、あなたは責任を転嫁しているだけですし、あなたが受けた仕事なのに、何もチェックできていないのか?という疑念を生むだけです。
言い訳は本当に不要な情報になりますので、何でそんなことが起きたんだと聞かれたら、答えるぐらいに留めておきましょう。
対策案を上司に確認する
対策案を放棄して、丸投げしてくる人がいます。
上司にとって、あなたは考えない人と認定されるだけです。
まず、この言い方をやめましょう。
どうしたら良いでしょうか?
どうしましょうか?
言い方を
〇〇しようと思いますが、いかがでしょうか?
これだけでも印象が変わります。
この対策案があると、対策に対して不足しているところや間違えているところに対してアドバイスを頂けます。
心の持ち方1つでミスを引きずらない
あなたは、ミスしたことを引きずる必要はありません。
しっかりと対処する行動するためのコツを解説します。
いちいち落ち込まない
基本的にミスは自分だけの責任ではないことが多いです。
上司の指示が曖昧だったり、指示自体に問題があることもあります。
また周りのサポートが得られていないこともあります。
仕事量がもともと多くて、どうしようもなかったこともあります。
ミスは能力ではなく、多くはプロセスやゴールの設定に誤りがある場合です。
また、会社も上司も、あなたがミスをすることは想定内です。
そもそもミスをすることを想定しており、ミスが発生してもリカバリができることが多いです。
それに、会社をクビになることは、ほぼありません。
日本では労働者が守られる法律も多いです。
そのため、ミスが発生したところでクビにはなりません。
最後に、時間が解決してくれます。
1年前のミスを覚えている人は、ほとんどいないのではないでしょうか?
覚えていたとしても1年間落ち込んでいることはないと思います。
要するに早く開き直れば良いです。
ポジティブシンキングで取り戻す
このミスを対処した経験はあなたの能力が上がるチャンスです。
自分がミスを対処した経験は、次に同じような状況になった時に活かすこともできます。
また、対処した時の苦労は、多くの気付きがあり、能力が上がります。
本当にミスをしたときは大変ですが、しっかり前向きに取り組みましょう。
また、ミスを対処したことはあなたの評価を上げます。
ミスを対処できたことで、上司は安心してあなたに次の仕事を任せることができます。
誠実に対処をすることで、あなたの評価を上げることができます。
最後に、周りの人との良好な関係を築けます。
ミスは1人でリカバリができることもありますが、多くの人を巻き込むこともあります。
巻き込まれた人に対して、劣等感がある場合もあると思います。
しかし、巻き込まれた人はあなたが苦労していることを見ています。そのため、快くサポートをしてくれることが多いです。周りの人の優しさに触れることができて、今後の良好な関係を築けます。
まとめ
- 仕事をミスが発生したら、できるだけ早く報告すること
- 報告は、結論から、事実、対応策の順に報告して、今後の進め方を相談すること
- いちいち落ち込まずに、前向きにミスをリカバリしましょう
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